鈴木来人(ライト)がお勧めする
FANTIC XTF1.5と、お手軽アップグレードの提案!その②。
| Photo:Facebook:RaitoSuzukiCycling
2020年のシクロクロス全日本選手権入賞ライダーにして、JCFシクロクロス強化指定選手の鈴木来人さんは、今最も注目される若手トップアスリートの一人、レース活動もシクロクロスのトップライダーであると同時にクロスカントリーやダウンヒル、ロードレースにも挑戦するという幅の広さで、あらゆる自転車を愛し乗りこなすスタイルが、大きく共感を呼ぶトップライダーでもあります。
その来人選手が、トレーニングにFantic XTF1.5を活用!その使い方を一般のライダーにもわかりやすく解説してくださいました。今回はその第二弾。ぜひご覧ください。
| FANTIC XTF1.5
こんにちは。RAITOこと鈴木来人です。
その②では、具体的なアップデートをメニュー化してみました。
前回の鈴木来人(ライト)がお勧めするFANTIC XTF1.5と、お手軽アップグレードの提案!その①の終わりの方で、コクピットやサスペンションのアップグレードについてちょっと触れました。ファンティックのラインアップには、実際にすでにアップグレードされているモデルもありますから、そちらを最初からセレクトしちゃう、というのが一番効率がいい方法かも知れませんね。でも、比較的パーツが手ごろで、その違いも味わいやすいのが自転車の楽しいところでもあります。でしたら、ベースモデルを手に入れて、徐々にパーツを変えて良さを試してみた方がいい時もありますよね。
小さく気になるパーツを変えていく、のも一つの手ではありますが、まとめてパワーアップさせちゃう、それをいっそ発注時に組み込んでいく、という手もあります。バランスが大事な乗り物ですから、単純に部品を一つ変えるよりは、組み合わせて替えた方が楽しみも増えることも多くありますね。
ベーシックアップグレード
では、具体的にアップグレードのポイントをわかりやすくまとめてみました。まずはベーシック。XTF1.5のオリジナルの良さを生かしながら、ここは…というところをアップグレードしている手法です。すでにお持ちのお客さまにもわかりやすいアップグレードになります。XTF1.5はフレームがしっかりしていることは前のコラムでも評価しました。

逆にいえば、フレームにフォークが負けています。せっかくいいフレームなんだから、それを生かせるサスペンションが欲しくなります。ファンティックの場合、同じXTF1.5シリーズの上位機種にはRockshoxでもちょっとグレードの高い35Gold RLを装備しているカーボンモデルもありますが、ここはせっかく交換という思い切った手に出るのですから、違いが顕著にわかりやすいRockshox Lyrik Selectを選んでみましょう。Lyrikは35 Goldやその前のYariと同じボディなんですが、ダンパーが違います。もともとLyrikが設計のベースで、それをちょっと安く作り直したのがYariですから、柔軟性のあるダンパーを持つLyrikの方が路面追随性が上がり、気持ちよさが格段に違うと思います。フォークアップグレードを行うなら、同時にブレーキも。スタンダードのLevelは2ピストンキャリパーですが、Fanticはパワフルに走れるので、フォークがよくなってペースが上がるとどうしても役不足。ここは同じSRAMならG2RSがお勧めです。4ピストンになって格段にストッピングパワーがアップ。安心して走れます。
RockShox Lyrik Select / SRAM G2 RS
なお、新車でこれらを組み込む場合、新車価格+¥90,000で用意できます(工賃別途)。今回お勧めのパッケージを一般的に別購入するのと比べると、30-50%お買い得なイメージです。ファンティックは純正でこの仕様が用意できるのも強いですね。
ベーシック・プラス
フロントフォークはLyrikが十分以上の性能なので、まずはこれでセッティングを理解できるようになるまで乗り込んでもいいと思います。ブレーキは好みもあるのですが、G2では不足だったり、タッチが気になる方は、Magura MT7をセレクトする手もあります。

Magura MT7
多くのハイグレードな完成車に採用され、コントローラブルで扱いやすさに定評があるMT7は進めやすいアップグレードです。ベーシックのG2RSをMT7に変えると、価格差は1万円程度です。
スタンダード
ベーシックに対して、ちょっと見劣るようになってくるリアショックもアップグレードしちゃおう!というのがこのパターン。RockshoxのDeluxe Ultimateがおすすめです。ちょっと重たいけど、eBikeだからそこは無視できる範囲で、って考えると、超お勧めのショックです。多分レビューなんかの評価はあまり高くないモデルですが、突出したところがない、のがむしろいいはず。信頼性も高いし、シンプルなのによく走るから、ミドル~ハイエンドのバイクにもよく使われています。バイクの性能に左右されずに安定して使いやすいって、リアショックに一番大切な部分じゃないでしょうか。


RockShox Deluxe Ultimate / Deluxe Select +
その意味では、ちょっとダウングレードしてノーマルとアルティメイトの中間になるセレクトプラス(Deluxe Select +)もおすすめです。この辺は予算で選んでもいいかもしれません。同じく新車装着ならベーシック+¥50,000でアルティメイトが用意できちゃいます。
今回はファンティックが提供可能なメニューとして新車装着のRockshoxのサスペンションやSRAMのブレーキからチョイスしましたが、ご自身で気になるパーツをセレクトしていただいてももちろんOKです。ただ、新車装着で採用されているパーツブランドはやはり信頼性が高いというところをお忘れなく。長い目で見た時に、セレクトしたパーツがトラブルのもとになるよりは、実績のあるパーツを選んで、ファンティックのラインアップの中での上級移行に近いイメージでアップグレードしていくのが間違いありませんね!
なお、ブレーキやサスがしっかりしてくると、いよいよコクピット周りが気になります。サスペンションからの情報を確実にライダーに伝えるためにも、ステムの剛性を上げて行くことは効果的。もちろん、モータリスト取り扱いの商品でも選べます。例えばRaceFaceのステムはアルミ削り出し製で軽量ですが剛性が高く、アジャスタブル。アヘッド長も3種類と選べますから、ポジションの調整も含めて変えてみるとマシンコントロールが大きく変化しますね。合わせてハンドルバーも変更していくとその剛性の違いがより顕著に感じられます。同じRaceFaceのAtlas 35ハンドルバーと組み合わせれば¥25,000くらいで用意できちゃうお手軽さも魅力です。


RaceFace Atlas35 Stem / Atlas35 Handlebar
さらにアップグレードを進めるなら、RenthalのFatbarにハンドルバーを変え、同じくRenthalのステム、Apex35を用意すれば剛性が大きく高まります。こちらは合計で4万円ほどとコストは上がりますが、それだけに魅力です。


Renthal Apex35 Stem / Fatbar
自転車は本当に様々なパーツで、びっくりするほど印象が変わっていきますね。それも楽しみの一つです。おすすめパーツについては、是非モータリストにご遠慮なくご相談を!
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