モータリストではFantic XTF1.5を中心にeBikeを在庫しているんですが、前回のコラムでXEF1.9 Fantic Racingを紹介させていただいたように、たまにアッパーグレードの商品も在庫があります。アッパーグレードのレンジは在庫は少なめで、基本はオーダーいただいてから仕入れています。それでもイタリアに在庫があれば結構早く届きます。
今回紹介させていただくのは、XTF1.6 Carbon RACEです。XTF系、つまりトレッキングモデルのカーボンフレームには1.5Carbon、1.5Carbon Sport、1.6Carbon RACE、1.6Carbon Factoryの4機種がラインアップされています。トップモデルのファクトリーはSRAMのトップモデル、XX1-AXSというグループセットが組まれていますがお値段もさすがの¥1,859,000。はい。前後オーリンズ、フロントはダブルクラウンのDH38を搭載しているXXF2.0 Factoryよりも高額で、価格だけならこいつがトップモデルです。やばいやつです。
一番お手軽なのはXTF1.5 Carbon。カーボンフレームに720Whのビッグバッテリーを搭載したモデルで、大容量バッテリーで一日遊べちゃうのに超軽量。アルミフレームの1.5に比べても装備はワングレードアップしていて、実はフレームだけじゃない違いがかなりあったりするモデルです。中身を考えるとお買い得で、在庫もほぼそろっています。
今日ご紹介するのは、トップ下の1.6Carbon RACEです。ファクトリーとの一番の違いは、ディレイラーにGX-AXSを採用していること。無線変速です。コンポーネンツで買うと10万円くらいのグループセットです。無線変速、別に必要ない、、、といえばないんですが、一度触ってしまうと離れられません。ロードバイクの上級グレードではほぼ常識になりつつありますが、MTBだとそうでもなかった無線変速。でも見た目のすっきり差もさることながら、フルパワーかけているときでも変速できちゃったり、これのためにリアフォークがUDH規格対応になっています。剛性も整備性も格段に向上。ディレイラー本体はちょっと大型化していますが、結局トータルでは軽いのもうれしいですね。まあ、軽さを追う必要がないくらいにファンティックのモーターはパワフルなんですが。
フォークはRockShoxのLyrik Selectなのでトレッキングには十分以上。ブレーキもSRAM G2ですから強力です。カーボン大好きおじさんとしてはあちこちぬめっと光っていてそれだけでめちゃテンション上がるんですが、性能が伴っているのですから溜まりません。所有感最高でそれに伴う実力。カーボンフレームはガシガシ走る方には割れたりするリスクもあってあまりお勧めできないんですが、レースするわけでもなく山遊びを楽しみたい僕なんかには最高です。僕のトラックは荷台が高いので自転車載せるときはいつもヨッコラショ、なんですが、このカーボンモデルならひょいひょいで載せられちゃうのも最高です。
1台だけ、Sサイズの在庫、あります。もちろんご注文いただくことも可能ですが、今欲しい!というお声に応えられる逸品ですよ。小さな傷があるんで「おまけ」しちゃいます。具体的なお値段はご相談にて。定価は¥1,384,900のモデルですが、果たして。
お声がけ、お待ちしています。